値上げのマーケティングロジック⑪


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そうでなかったお店がする値下げは最悪な経営手法と言えます。


では、逆に「値上げ」はどうでしょうか?


前述の物販の例で言うと、


売値1000円の商品を、1300円に値上げすると、利益は300円から一気に2倍の600円になります。


これまた凄いことですよね…


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今度は、値下げの時のように、顧客を増やさなくても、たくさん売らなくても、人を増やさなくても、在庫を増やさなくても…


現状を全く変えずに、利益額は2倍になる訳です。


利益が倍になるということは、極端な話、これまでの半分の数を売ればいいということですし、


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仮に販売数が半分になってしまったとしても、これまでと変わらない利益額を確保できるのです。


値下げの世界では、とにかく客数を増やし回転率を上げることに意識が向いてしまいますが、値上げは逆の発想です。


意図的に顧客数を減らし、自店のコンセプトに合うお客様を選定することだってできます。


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また、人手に余裕ができる分、より一人のお客様に対して向き合いサービスを充実させることもできれば、スタッフさんをより大事にすることもできますし、何よりも、経営者が現場を離れ、会社の未来を創る仕事に専念できるようになります。


それによって、


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