値上げのマーケティングロジック⑥


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この残存期間を延ばすためにかけるコストの事を「顧客維持コスト」と言います。

「全ての経営者はここの数字を見るべし!」参照)

残存期間を延ばすのを目的とする場合、それを維持するためのコストとして、何か付加的な価値を提供するのは正しいのですが、


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値引きは顧客維持の効果から考えても、LTV(顧客が自社に一生涯で払って頂ける総金額)の観点から考えても、あまりに下策です。


(感謝御礼という意味で、1回だけ安くしてあげるとかなら、完全には否定しませんが、


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それでも、それをするくらいなら、値段を引くのではなく、+αの何かをプレゼントするとか、サービスする方が間違いなく費用対効果が高いでしょう)


むしろ安易に安くすることで、安さを求めてる客層が多く集まり、新たな客数が増えたはいいものの、肝心のサービスが低下してしまい、


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大事な既存のお客様が失客してしまうなんてケースも良くあったりする訳です。


一度 話しを戻すと、自社の利益を削らないのを前提に、


「じゃあ、1000円の商品を800円に値下げしても、そもそもの商品原価を下げて、以前と同じ利益を取れるようにすればいい」


と考える人もいるかもしれません。


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